London Notes

ロンドンで何か楽しいことを見つける

英国美術コレクションを最も所蔵するテート・ブリテン Tate Britain

テート・ブリテンはロンドン南西部テムズ川沿いミルバンクに位置する英国美術ギャラリーです。1500年から現在までの英国美術コレクションを最も所蔵している美術館で、JMW ターナー JMW Turner, ジョン コンスタブル John Constable, ジョン エヴァレット ミレーJohn Everett Millaisなどの作品を観ることが出来ます。英国アーティストに授与されるターナー賞  Turner Prize の作品展を毎年開催することでも知られています。

 

シドニーR.J. スミス Sidney R.J. Smith が設計した建物は、ポルチコ(柱廊)玄関と中央のドーム型アトリウムの美しさが特徴的です。

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マーク・ロスコ MARK ROTHKO:シーグラム壁画 THE SEAGRAM MURALSの一室では、一室全てにロスココレクションが展示されており、ロスコだけの統一された空間を楽しむことが出来ます。

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Mark Rothko, Black on Maroon 1958

 

ターナーのギャラリーでは、ターナーの作品7部屋、ターナーに関する作品2部屋、合計9部屋に渡るコレクションを一挙に観ることが出来ます。海景、英国やヨーロッパの風景、イタリア旅行後の作品、未完成の作品など、ターナーの度重なる画風の変化を各部屋を周りながら知ることができ、その絵の美しさはもちろんの事、抽象的と称される作品にたどり着くまでの変化を、順を追って観ることが出来ます。

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Joseph Mallord William Turner Florence c.1827

 

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Joseph Mallord William Turner Norham Castle, Sunrise c.1845

 

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Joseph Mallord William Turner, Sunrise, a Castle on a Bay: ‘Solitude’ c.1840–5

 

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Joseph Mallord William Turner, Rocky Bay with Figures c.1827–30

 

テート・ブリテンで多くのターナー作品に出会い、その魅力について改めて知ることが出来ました。好んで使用したとされる黄色で描かれた光の描写を特に美しく思いました。他にも、ヘンリー・ムーア Henry Mooreの彫刻など、英国美術コレクションを多数鑑賞することが出来ます。主要な政府機関などがあるミルバンク地区で、落ち着いた時間を過ごすのにぴったりな場所です。

 

テート・ブリテン Tate Britain

住所:Millbank, London SW1P 4RG

営業時間:月曜日~日曜日 10.00-18.00

入場料:無料 (企画展のみ有料)