ウィンブルドン2021男子シングルス準々決勝 ジョコビッチ・フェデラー
ロンドンに住むことになって、やってみたかった事の一つにウィンブルドン観戦がありました。その夢が叶ってウィンブルドン2021のセンターコートで、憧れの選手のプレーを観ることができました！チケット購入から観戦までの経緯を振り返りたいと思います。
チケット購入
2021年ウィンブルドン大会のチケットの入手方法は、コロナウィルスの影響で直前まで不確実でした。そんな中、6月16日(水)にオンラインでチケットが販売されたというニュースを3日後の19日(土)に目にしました。チケット入手の機会を逃してがっかりしながらも、再販があるかも知れないと思いウィンブルドン公式サイトmyWimbledonに登録してみました。その後２週間以上経ってから、
Last minute tickets available for Wimbledon tomorrow
明日のチケットが入手できますよ！とメールが入りました。
チケット購入日は7月6日(火)。この時点で明日の男子シングルス準々決勝にはノバク・ジョコビッチ、ロジャー・フェデラーが勝ち進んでいました。となるとセンターコートで2人が出場する試合が見れる可能性が高いので、迷わずセンターコートのチケットを購入しました。
ウィンブルドン会場へ
発行されたモバイルチケット、コロナウィルスワクチン2回接種証明、フォトIDを持参していよいよウィンブルドンのゲートをくぐります。
センターコート男子シングルス準々決勝 第１試合
ノバク・ジョコビッチ VS マートン・フクソービッチ
6-3 6-4 6-4
ジョコビッチの正確なプレーにサービスゲームを落としたフクソービッチは、観客に終始応援されながらも残念ながら敗戦。ストレートでジョコビッチが勝利しました。この試合のジョコビッチは圧倒的に強く、放つショットは正確、全く危なげない試合展開でした。
センターコート男子シングルス準々決勝 第2試合
ロジャー・フェデラー VS ホベルト・ホルカシュ
3-6 6-7 0-6
第2セットは6-6のタイに持ち込みましたが惜しくも逃し、第3セットは0ゲームに終わったフェデラー。フェデラーのバックハンドが見れて感激しましたが、ゲーム全体を通して本調子でない様子でした。それでも観客からは割れんばかりの拍手。フェデラーがファンに愛されているのが感じられて、会場はとても優しい雰囲気に包まれていました。
前日に急遽チケットが入手できてから観戦終了まで、終始気持ちが高揚しっぱなしでした。ウィンブルドンに行けて本当に良かった！憧れの選手を直に観れて最高でした。
コロナウィルスの影響で例年行われるチケットの抽選販売や当日販売が無かったこと。オンライン販売のみで、外国からの来場者は少なかったこと。ウィンブルドン2021は例年とは違った形で開催された大会だったと言えますが、幸運にもチケットを入手し、意中の選手に会えたことは、大変貴重な経験となりました。
ウィンストン・チャーチルが家族と暮らした邸宅チャートウェル [ロンドンから日帰り旅行③]
イングランド南東部ケント州ウェスターハム近くに位置するチャートウェルは、ウィンストン・チャーチルが家族と暮らした邸宅です。チャーチルは1922年にこの家を購入し、1965年に亡くなる直前まで40年以上ここに住んでいました。現在はナショナルトラストが管理しています。ロンドンから車で1時間半～2時間ほどで到着します。
広大な敷地には邸宅・アトリエ・庭園・家庭菜園・末娘メアリーのためのプレイハウス・スイミングプール・池・ツリーハウスなどがあります。チャートウェルの風景を描いた「チャートウェルの金魚の池 The Goldfish Pool at Chartwell」は、チャーチルが描いた絵画の中でも傑作の1つであると言われています。
チャーチルの邸宅
邸宅の内部を見学することができます。
・チャーチル夫人の居間 Lady Churchill's sitting room
・応接室 Drawing room
・図書室 Library
・チャーチル夫人の寝室 Lady Churchill's bedroom
・控えの間 Ante room
・ミュージアム・ルーム Museum room
・ユニフォーム・ルーム Uniform room
・書斎 Study
・ダイニング・ルーム Dining room
・キッチン Kitchen
・展示室 Exhibition room
応接室にはクロード・モネの「チャリング・クロス橋」、ダイニング・ルームには日本の元首相 吉田茂からチャーチルへの贈り物である螺鈿(らでん)の箱などがあります。各部屋には家族の写真や蔵書などがそのまま置かれ、その当時の暮らしを残しています。
邸宅のテラスから眺めるケントの景色は遠くまで美しく広がっています。
チャーチルの庭園
ゴールデン・ローズ・アヴェニュー Golden Rose Avenue、ウォールド・ガーデン Walled Garden、チャーチル夫人のローズ・ガーデン Lady Churchill's Rose Gardenには、夫人が好んだとされるピンクと白のバラや、チャーチルが建てた壁に囲まれた家庭菜園などがあり、多様な植物が植えられています。
20エーカーの庭園と57エーカーの緑地に囲まれたチャーチルが暮らした邸宅。広大な敷地でピクニックを楽しむことも出来ます。邸宅の見学と合わせて、邸宅を囲む庭園や緑地の美しさを存分に楽しみたい場所です。
チャートウェル Chartwell
住所：Mapleton Road, Westerham, Kent, TN16 1PS
入場料：House, Studio & Garden Adult £20.00, Child £10.00, Family £50.00
※この記事は2019年7月の旅行に基づいています。
ロンドンでしたいこと100選 - 100 Things to do in London
歴史的建造物と近代的建造物が調和し、緑豊かな公園に美しいイングリッシュガーデンが広がるロンドン。世界的美術館・博物館・オペラ・バレエ・ミュージカルなど、文化的な魅力に溢れています。見どころ満載のロンドンでしたいこと100をまとめてみました！
バッキンガム宮殿周辺
1. バッキンガム宮殿 Buckingham Palace
2. ビッグ・ベン Big Ben
3. ウェストミンスター寺院 Westminster Abbey
4. ウェストミンスター橋 Westminster Bridge
5. 国会議事堂 Houses of Parliament
6. セント・ジェームズ・パーク St James’s Park
7. グリーンパーク Green Park
8. テート・ブリテン Tate Britain
9. チャーチル博物館・内閣戦時執務室 Churchill War Rooms
10. ウェストミンスター大聖堂 Westminster Cathedral
ナイツブリッジ周辺
11. ヴィクトリア&アルバート博物館 Victoria and Albert Museum (V&A)
12. 科学博物館 Science Museum
13. ロンドン自然史博物館 Natural History Museum
14. ロイヤル・アルバート・ホール Royal Albert Hall
15. サーチ・ギャラリー Saatchi Gallery
16. ハロッズ Harrods
17. バッターシー・パーク Battersea Park
ウエスト・エンド周辺
18. 大英博物館 British Museum
19. トラファルガー広場 Trafalgar Square
20. ナショナル・ギャラリー National Gallery
21. コベント・ガーデン Covent Garden
22. セブン・ダイアルズ Seven Dials
23. レスタースクエア Leicester Square
24. ナショナル・ポートレート・ギャラリー National Portrait Gallery
25. ロンドン交通博物館 London Transport Museum
26. ロイヤル・オペラ・ハウス Royal Opera House
27. ジュビリー・マーケット Jubilee Market
ハイド・パーク周辺
28. ハイド・パーク Hyde Park
29. ケンジントン・ガーデンズ Kensington Gardens
30. ケンジントン宮殿 Kensington Palace
31. プリンセス・ダイアナ・メモリアル・ファウンテン Princess Diana Memorial Fountain
32. マーブルアーチ Marble Arch
33. ホランドパーク Holland Park
34. デザイン・ミュージアム Design Museum
35. ザ・ウォーレス・コレクション The Wallace Collection
36. ピカデリー・サーカス Piccadilly Circus
37. ハムリーズ Hamleys
38. セルフリッジズ Selfridges
39. リバティ ロンドン Liberty London
40. フォートナム・アンド・メイソン Fortnum & Mason
41. ポートベロー・マーケット Portobello Road Market
42. 中華街 Chinatown Gate
ロンドン塔周辺
43. ロンドン塔 Tower of London
44. スカイ・ガーデン Sky Garden
45. セントポール大聖堂 St Paul's Cathedral
46. ロンドン博物館 Museum of London
47. レドンホール・マーケット Leadenhall Market
48. ロンドン大火記念塔 Monument to the Great Fire of London
49. ワン・ニュー・チェンジ One New Change
ロンドン・アイ周辺
50. ロンドン・アイ London Eye
51. 帝国戦争博物館 Imperial War Museum
52. ロンドン水族館 SEA LIFE Centre London Aquarium
53. ロンドン・ダンジョン The Dungeons London
54. サウスバンク・センター Southbank Centre
55. ロイヤル・フェスティバル・ホール Royal Festival Hall
56. 国立劇場 National Theatre
タワー・ブリッジ周辺
57. タワー・ブリッジ Tower Bridge
58. テート・モダンTate Modern
59. バラ・マーケット Borough Market
60. ロンドン橋 London Bridge
61. ザ・シャード The Shard
62. シェイクスピアズ・グローブ Shakespeare's Globe
63. ミレニアム・ブリッジ Millennium Bridge
64. 巡洋艦ベルファスト記念艦 HMS Belfast
グリニッジ周辺
65. O2アリーナ O2 Arena
66. グリニッジ・パーク Greenwich Park
67. カティサーク Cutty Sark
68. グリニッジ・マーケット Greenwich Market
69. グリニッジ天文台 Royal Observatory Greenwich
70. ロンドン海洋博物館 National Maritime Museum
リージェンツ・パーク周辺
71. カムデン マーケット Camden Market
72. マダム・タッソー館 Madame Tussauds London
73. リージェンツ・パーク Regent’s Park
74. ロンドン動物園 London Zoo
75. ハムステッド・ヒース Hampstead Heath
76. シャーロック・ホームズ博物館 The Sherlock Holmes Museum
77. プリムローズ・ヒル Primrose Hill
78. アビー・ロード・スタジオ Abbey Road Studios
キングス・クロス周辺
79. エミレーツ・スタジアム Emirates Stadium
80. 9¾ プラットフォーム The Harry Potter Shop at Platform 9 3/4
ショーディッチ周辺
81. クィーン・エリザベス・オリンピック・パーク Queen Elizabeth Olympic Park
82. スピタルフィールズ・マーケット Spitalfields Market
83. コロンビア・ロード・フラワーマーケット Columbia Road Flower Market
84. ザ・トゥルーマン・ブルーワリー・マーケッツ The Truman Brewery Markets
85. セント・キャサリン・ドッグ St Katharine Docks Marina
その他エリア
86 ワーナー・ブラザース・スタジオ Warner Bros. Studio Tour London
87. ウェンブリー・スタジアム Wembley Stadium
88. キュー・ガーデンズ Kew Gardens
89. リッチモンド公園 Richmond Park
90. チェシントン・ワールド・オブ・アドベンチャー・リゾート Chessington World of Adventures Resort
91. ハンプトン・コート Hampton Court Palace
92. クリスタル・パレス・パーク Crystal Palace Park
その他 体験したいこと
93. ウエスト・エンド・ミュージカル
94. ロンドンバス
95. テムズ川クルーズ
96. アフタヌーンティ
97. パブ／スポーツバー
98. サンデーロースト
99. サンデーマーケット
100. アンティーク／ヴィンテージショップ
リストにしてみると、改めてロンドンは魅力溢れる街だと気付かされます。美術館や博物館の多くはその規模が大きく、何回訪れても楽しむことが出来ますよね！季節や天候によって全く別の雰囲気を醸し出すこともロンドンの魅力の１つではないでしょうか。
コッツウォルズ地方 イギリスで最も美しい村バイブリーとヒドコート・マナー・ガーデン [ロンドンから日帰り旅行②]
イングランドとウェールズで最大の特別自然美観地域であるコッツウォルズは、なだらかに起伏する丘に、蜂蜜色の石造りの建物とマーケットタウンや村が点在する美しい場所です。世界的に有名な庭園、野生動物公園、城、歴史的建造物や教会などがあります。
コッツウォルズ公式サイトでは、2つの市、26の町、68の村が紹介されています。見所がたくさんあるので、何度でも訪れたい場所です。ロンドンから車で2時間～2時間半ほどで到着します。
バイブリー Bibury
ウィリアム モリス William Morrisが「イギリスで最も美しい村」といったバイブリーは、コルン川 River Colnのほとりに沿って素晴らしい石造りの建物が立ち並んでいます。アーリントン ロウ Arlington Rowは14世紀後半に羊毛店として建てられ、17世紀に改築された家で、イギリスのパスポートに表示されるほど、イギリスを象徴する建物です。
バートン オン ザ ウォーター Burton on the water
コッツウォルズのヴェネツィアと呼ばれる人気がある村で、村の中心を流れるウィンドラッシュ川 River Windrushに小さな橋がかかる穏やかな景色が楽しめます。川沿いには多くのレストランやカフェが雰囲気良く並んでいます。
ヒドコート マナー ガーデン Hidcote Manor Garden
ヒドコートは、コッツウォルズのなだらかな丘にデザインされた、屋外の部屋 Outdoor Roomと呼ばれる、生垣などで区切られたスペースに各々特徴とテーマがあるイギリス庭園です。植物学者でもあるガーデンデザイナーのローレンス・ジョンストン Lawrence Johnstonが作り上げた庭園で、多種多様な植物を楽しむことができます。
17世紀に建てられたマナーハウスの周囲に広がる美しい花壇 The Old Garden
鮮やかな赤い花々が境界線を作る The Red Border
イチイの柱が回廊のように並ぶ The Pillar Garden
シデの生垣に囲まれた芝生の散歩道 The Long Walk
モートン イン マーシュ Moreton-in-marsh
モートン イン マーシュは、ロンドン・パディントン駅から直接電車でアクセスできるマーケットタウンです。街道沿いには、17世紀から18世紀に建てられた建物が並んでいて、趣のあるホテルやレストランに立ち寄ることができます。
人々を魅了するコッツウォルズ。その魅力にすっかりはまってしまいました。なんて美しい地域なんでしょうか！花々が咲き誇る季節に、何度でも訪れたい場所です。
バイブリー Bibury
住所：Bibury, Nr Cirencester, Gloucestershire, GL7 5NP
ヒドコート マナー ガーデン Hidcote Manor Garden
住所：Hidcote Bartrim, near Chipping Campden, Gloucestershire, GL55 6LR
入場料：Adult £15.00, Child £7.50, Family £37.50
※この記事は2019年7月の旅行に基づいています。
女王の公邸ウィンザー城とイートン・カレッジ街歩き [ロンドンから日帰り旅行①]
ウィンザー城 Windsor Castle
ウィンザー城は女王の公邸で、900年以上の王室の歴史がある、住居者がいる城としては世界最古で最大の城です。ロンドンから車で約1時間ほどで到着します。
週末やイースターに女王が過ごす場所で、女王が訪れている時はラウンドタワーに王室の旗が、訪れていない時にはイギリスの国旗が掲げられています。
受付でチケットを購入し(事前オンライン購入可）、空港と同じようなセキュリティチェックを受けて城内に入ります。オーディオガイドは日本語対応で、チケット代に含まれていますので無料で借りることができます。
メアリー王妃のドールハウス Queen Mary's Dolls' Houseは、1,500人を超える英国の建築家・芸術家・職人が3年かけて作り上げたもので、サロン・ダイニングルーム・図書館・ワインセラーや庭園、各部屋の家具・装飾品、電気に至るまで精工に作られています。
ステイトアパートメンツ State Apartments(儀式用の広間)では、シャンデリアと金の装飾が豪華なグランドレセプションルーム Grand Reception Roomなどを見学し、セミステートルーム The Semi-State Roomsでは高貴な赤い壁と家具、金の装飾が美しい、ジョージ4世のために作られたプライベートアパートメントを見学します。クリムゾン応接室 Crimson Drawing Roomの大窓から眺める広大な庭園、絵画や調度品など王室コレクションを見ながらゆっくりと進みます。
1992年11月20日にウィンザー城で火災が発生し、9つのステートルームを含む115の部屋が破壊されましたが、芸術作品はその多くを避難させ、火事で失われた作品は、取り外せなかった非常に大きな絵画2作品だけだったそうです。
セントジョージ礼拝堂 St George's Chapel
イギリスのゴシック建築の最高例の1つと言われる礼拝堂は、ハリー王子とメーガン妃を含む多くの王室結婚式が挙げられた場所です。礼拝堂の中には、ヘンリー8世、チャールズ1世を含む10人の君主の墓があります。平日と土曜日は礼拝堂の内部を見学することが出来ます。
ウィンザー城の出口には、チケットの裏に署名し日付の入ったスタンプを押してもらうことで、チケットが1年間有効になるというサービスがあります。
ウィンザー城を出て、イートン ウォーク ウェイ The Eton Walkwayに出ると、テムズ川に浮かぶ白鳥やカモの群れを眺めながら川沿いを散歩したり、雰囲気の良いカフェやパブで食事をとることが出来ます。
イートン校 Eton College
ボリス・ジョンソン首相を含む20人のイギリス首相を輩出するイートン・カレッジ。ウィンザー城から車で10分の距離にあります。歴史あるイートン・カレッジの校舎を門外から眺めて、隣接するハイストリートを歩きます。地元の方と学生のための大変静かな小さい街です。
ウィンザーはロンドンから約1時間とアクセスが良く、イギリス王室の公邸やコレクションを存分に見学することが出来る、特別な場所です。テムズ川沿いやイートンの、のんびりした街並みも美しいです。
ウィンザー城 Windsor Castle
住所：Windsor SL4 1NJ
入場料：Adult £23.50, Child (5-16) £13.50, Under 5 Free, Family (2 adults and up to 3 children) £60.50
※この記事は2019年12月の旅行に基づいています。
